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エネルギー資源の宝庫
21世紀のゴールドラッシュ!黒い金ーーーオイルサンドとは。
アルバータ州のオイルサンド発掘現場写真

オイルサンドとは原油を含む黒い砂岩のことです。地下深くにあった原油が地表に露出、または浅い深度で地下水などと反応し、揮発成分を失うことで生成され、高温の蒸気で油分を液状化することにより抽出されます。

カナダでは先住民の時代から防水処理などに活用されていましたが、商業生産するには開発コストが高く、不採算資源として長年放置されてきました。
しかし21世紀に入り、原油価格が高止まりしたことで採算が見込めるようになり、抽出技術の進歩も重なり開発が加速。従来の油田から生産される原油とは異なる新たなエネルギー資源として大きな期待が寄せられています。

現在、オイルサンドが採掘されるアルバータ州の一部では、地価の上昇、人口の増加など、「黒い金」のゴールドラッシュに沸いています。

オイルサンドの開発で原油の確認埋蔵量は世界3位に!
国別の原油確認埋蔵量

オイルサンドはカナダを世界有数の産油国へと変化させました。2014年時点の原油確認埋蔵量*1は1,729億バレルで、ベネズエラ、サウジアラビアに次いで世界3位です。この多くがオイルサンドによるものですが、なんと世界の生産可能な原油の約10%がカナダに埋蔵されていることになります。

現在の原油産出量は、米国、サウジアラビア、ロシアに次いで世界第4位ですが、カナダ石油生産者協会は、オイルサンドによる原油産出の増大によって2030年には産出量が現在*2の約1.4倍になると試算しています。

*1:現在の技術水準で経済的に採掘できる埋蔵量のことです。
*2:2014年の実績値。

先進国ならではの安定した原油供給力が魅力
カナダの輸出品目

原油産出国としてのカナダの魅力は、地政学リスクが高い中東地域とは異なり、政治情勢が安定している先進国であり、安定した原油供給が期待できるところです。

実際に、隣国の米国では、近年輸入する原油はカナダ産がもっとも多く、OPEC諸国からの輸入が減少しています。カナダのオイルサンドは「石油=中東」という従来の常識さえ大きく変えようとしているのです。
エネルギー資源大国・カナダへの期待は、今後もますます高まっていくと思われます。